タ『雰囲気で読ませる感です』少女の美しさであったりゆらぎを書いているのでしょうが、少女はこんなに特別と力説してくれるので、雰囲気に浸れるのではなく、逆に食傷しちゃいました。タイトル付けは巧いです。鍵になる昔の事件の解明は、ああそうですか、となんか拍子抜けです。1部2部3部で視点が変わるのに読みずらくはありません。1冊まとめて、ああそうですか、という感じです。 中央公論新社 エ620円